信州建築構造協会7月例会公開講演会
主催 | 信州建築構造協会 |
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後援 | 一般社団法人 長野県建築士事務所協会 |
開催日 | 2016/07/15 |
時間 | PM 2:50〜5:00 |
参加費 | 講習会費及び資料代 1,000円 |
定員 | 約50名(予定) |
講演内容 |
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会場 | ホテル国際21 長野市県町578 |
参加申込 | 一般の方で参加を希望される方は、こちらの申込用紙にご記入の上FAXにてお申込ください。 お問い合わせ信州建築構造協会事務局 |
セミナーレポート
「信州建築構造協7月公開講演
自閉症についてと地震柱脚被害及び熊本視察報告など」
7月公開講演は、「異世界の子供たち・自閉症について」と「地震柱脚被害と設計」の2部構成の講演と、熊本地震被災地の視察・調査報告を行った。
第1部は、「異世界の子供たち・自閉症について」、シティープラン代表取締役の土屋長命氏が、最近多いとされる自閉症の子供について実体験をもとに話し、「自閉症の子供は、あることに興味を持つと非凡な才能を発揮する一方で、臨機応変な対人関係が苦手で自分のやり方やペースがあり、あらかじめ決められた方法が変更になるとパニックを起こしやすい」と理解と支援について説明した。
第2部は、「近年の地震における柱脚被害と露出型柱脚の設計」と題して、旭化成建材の露出型弾性固定柱脚工法「ベースパック」の東日本大震災での調査結果と、熊本地震での被害調査中間報告を、富国物産東京建築資材第二営業部の穂高明日香氏が解説。
穂高氏は、はじめに震災での柱脚被害の状況をスライドで示し「導入物件でのベースパックの被害はなかった。熊本も調査途中だが震源近くでも被害は確認できていない」と報告、技術基準や破壊防止検討などからの柱脚設計についても話した。
7月2日から5日にかけ当会で実施した「日立金属若松工場と熊本震災現場」の見学会からの報告では、熊本市、熊本城、益城町の被害状況をスライドを使い構造別に解説した。