信州建築構造協会3月例会
主催 | 信州建築構造協会 |
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開催日 | 2017/03/17 |
時間 | 理事会 PM1:30~PM1:45 講演会 PM2:00~PM5:30 懇親会 PM5:30~ |
参加費 | 懇親会費 4,000円 宿泊の方は +3,000円 懇親会費(※1名を超える場合) 6,000円 宿泊の方は +9,000円 |
講演内容 |
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会場 | 上田東急REIホテル 長野県上田市天神4-24-1 |
セミナーレポート
大型建築の杭施工の留意点を聴く
3月17日、上田市内で3月例会を開き、講師を招いた講演会に会員50人以上が参加しました。
講演は、大型建築における杭打ち施工の留意点について2人の講師に登壇いただきました。
パイルフォーラム㈱の桑原文夫副社長は、近年横浜市で2件が発覚した杭の支持層の未達原因を解説。その後、既存杭の除去後の地盤調査や杭孔の埋め戻しの必要性などを話し「杭1本1本が極めて重要な構造要素であることを認識し、『罪作りな杭』をなくす意識を発注者・設計者・施工者が共有することが必要だ」と訴えました。
三谷セキサン㈱の木谷好伸施工本部長は、コンクリート杭の施工時の対策を紹介。木谷本部長は日建連とCOPITA(コンクリートパイル建設技術協会)がまとめた杭の支持層到達確認方法と調査結果をまとめたチェックシートを挙げ「チェックシートは『杭のカルテ』の役割を果たす」として作成の重要性を伝えたほか、杭施工底部の根固め部の未固結資料の採取の必要性について「採取は時間やコストがかかるが増加している」と必要性を訴えていました。