信州建築構造協会7月例会のご案内
主催 | 信州建築構造協会 |
---|---|
開催日 | 2017/07/28 |
時間 | 1.理事会 PM2:00~2:15 2.講演会 PM2:30~4:30 |
参加費 | 参加費無料 |
講演内容 |
|
会場 | 松本深志神社 梅風閣 長野県松本市深志3-7-43 |
参加申込 | 一般の方で参加を希望される方は、こちらの申込用紙にご記入の上FAXにてお申込ください。 お問い合わせ信州建築構造協会事務局 |
セミナーレポート
村井氏が地震予測について講演
7月28日、松本深志神社の梅風閣で7月例会を開き、講師を招いた講演会を行いました。
講師は、電子基準点からこの先起こりうる地震を予測する「MEGA地震予測」の開発者であり、㈱地震科学探査機構の取締役会長、村井俊治東京大学名誉教授。「測位衛星を用いた新しい地震予測の展望」をテーマにご講演いただきました。
村井教授は、日本列島を囲むユーラシアプレートと北米プレート、太平洋プレート、フィリピン海プレートの4プレートを紹介。「日本列島は崖っぷちに立っている。科学的根拠に基づいて地震予測をすることが必要だった」と地震の予測をはじめた経緯について説明しました。
6月25日に木曽郡木曽町で発生した県南部地震について事前に予測していたという村井教授。「地球の表面は常に動き続けている。1~2㎝なら問題ないが短期間で4~5㎝動くときもある。そういった短期間・長期的変動を分析することで地震の前兆を捉えている。地表の動きだけで色々分かる」と解説しました。
受講した会員は「地球の地盤はなぜ動くのか」と質問。村井教授は「地球は、自転による回転や夏と冬の温度変化、台風などの自然現象といった大きい力を受けている」と説明し「それに伴って大きいプレートや細かくて小さいプレートが動く。地震のメカニズムは分かっていないが様々な力が働いて発生する」とメカニズムを解説してくださいました。