信州建築構造協会3月例会公開講演会のご案内
主催 | 信州建築構造協会 |
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後援 | 一般社団法人 長野県建築士事務所協会 |
開催日 | 2021/03/19 |
時間 | 14:00~17:10 |
参加費 | 1,000円 |
定員 | 約60名を予定しています。(信州建築構造協会会員を含む) |
講演内容 |
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会場 | ホテルモンターニュ松本 長野県松本市巾上3-2 |
参加申込 | 一般の方で参加を希望される方は、こちらの申込用紙にご記入の上FAXにてお申込ください。 お問い合わせ信州建築構造協会事務局 |
セミナーレポート
○ 2021年3月19日 ○
◎法適合に対応した商品や技術を学ぶ+3月例会◎
当協会は3月19日、松本市のホテルモンターニュ松本で3月例会を開きました。講演会では、メーカー3社が登壇し自社の商品や技術の説明を行いました。
当協会は、これまで2カ月に一度のペースで例会(講演会並びに講習会)を開催してきましたが、コロナ禍のよって中止を余儀なくされてきました。
白鳥会長は「メーカーによる商品や技術の説明だけでは物足らないのではという懸念の声もあるが、今の厳しい法適合に対応して研究開発した商品や技術を知ることは、ニーズに直結した技術を身につけるために、研究者による講演と遜色なく重要なものだと考えている」と説明し、理解を求めました。
東京鉄鋼(東京都)は、ネジ・加工品事業部の渡邊琢哉氏が「機械式継手および定着板」について紹介。「人手不足の建設業において省力化につながる」として、機械式継手を使用することによるメリットなどを説明しました。
藤村クレスト(新潟県)は、オープンイノベーション本部の西本重人執行役員本部長が「アコースティック・エミッション(AE)法を活用した設備・構造物の超初期異常診断」をテーマに、同社が手掛ける非破壊検査技術について解説。コンクリートなどの材料に亀裂や摩耗が生じる際に発生する応力波(弾性波)から橋梁や床版、鋼構造物などの欠陥を検出した事例などを紹介しました。
また、新規事業開発課の村上勝紀主任が「壁面の異常事象の可視化に特化した高精度赤外線調査の導入」をテーマに、サーモグラフィー画像を使った建物の異常診断を行った事例を紹介。「外壁の表面温度の変化を捉え異常を推察するもの」として実施したデモンストレーションの結果を解説し、従来の打音検査に比べ安全性や作業効率の向上、コスト削減などメリットがあることを強調しました。
センクシア(東京都)は、耐震補強事業部の福地功祐氏が「スマートアタッチ工法(方杖補強)・スマートフィット工法(柱脚補強)」について解説。「比較的耐震化が進んでいないとされる鉄骨造において、生産ラインを止めずに耐震補強ができる工法があれば耐震化の促進に寄与できるのでは」と開発の背景を説明し、現場溶接や高力ボルト接合で必要な摩擦面処理が不要などスマートアタッチ工法のメリットや、柱脚の曲げ耐力や剛性を向上させるスマートフィット工法をアピールしました。
写真:東京鉄鋼 渡邊琢哉氏