信州建築構造協会

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信州建築構造協会9月例会公開講演会のご案内

主催 信州建築構造協会
後援 一般社団法人 長野県建築士事務所協会
開催日 2023/09/15
時間 第1部 PM2:30~PM3:30
第2部 PM3:45~PM5:30
講演内容
第一部
「Super Build/SS7 Premium」のご紹介
ユニオンシステム株式会社
開発部 課長 松下 敏志 氏
第二部
「首里城正殿復元プロジェクト」について
株式会社 国建 構造設計部(プロジェクト推進室)
課長 宮城 大輔 氏
会場

松本市 ホテルモンターニュ松本

松本市巾上3-2
TEL:0263-35-6480

参加申込

一般の方で参加を希望される方は、こちらの申込用紙にご記入の上FAXにてお申込ください。

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お問い合わせ

信州建築構造協会事務局
〒381-8588 長野市桐原1-3-5
株式会社本久内
担当:大日方
info[at]asbs.cc
※迷惑メール回避のため、[at]を@に書換えて送信してください。

セミナーレポート

国建が首里城復元工事を紹介
信州建築構造協会が9月例会


信州建築構造協会(白鳥太一会長)は9月15日、2023年度9月例会を松本市内で開いた。講演会では「首里城正殿復元プロジェクト」をテーマに国建(沖縄県)構造設計部の宮城大輔課長が登壇したほか、ユニオンシステムが「SuperBuild/SS7Premium」の商品紹介を行った。

国建の宮城課長は、首里城の火災発生前後の状況や、復元に向けた設計内容、現場での工事状況を写真や動画を用いて説明。再建にあたり、宮城課長は「構造材には原則、国産ヒノキを使用する計画で、当時の首里城に使用された沖縄県産の『オキナワウラジロガシ』を使うことになっている」と述べた。


国建の宮城課長が説明


しかしオキナワウラジロガシは商業流通していない木材のため、建築基準法告示に強度が定められておらず、実験データも不十分なことが課題となった。構造評定機関や学識経験者らとの調整の結果、実際に使用する状態に近い材木を用いて、強度試験を実施。宮城課長は「静的曲げ試験を行い、十分な強度適正が分かったため、構造評定を取得することができた」とした。そのほか、正殿の構造的な特徴や防火対策などを紹介した。

正殿復元工事は、9月4日に立柱式を行い、建方工事が始まった。同社執行役員の島袋敦部長は「今回の工事は『見せる復興』をテーマに掲げている。今しか見ることができないので、ぜひ見学にお越しください」と述べた。同工事は2026年秋に完成する見通し。
ユニオンシステム開発部の松下敏志課長は、「SuperBuild/SS7Premium」について、構造設計の多様性を取り込んだ一貫構造計算ソフトウェアと説明。機能面では、スパン数の上限を300スパンに拡張したことや、弾塑性解析における応力解析モデルをマルチスプリングモデル(MSモデル)で解析可能、杭の応力解析において地盤の水平変位を考慮することができる―などと特徴を述べた。


ユニオンシステム①


白鳥会長は「コロナで約3年間翻弄されたが、この1年間は理事会・講演会・懇親会が通常通り開催できるようになってきた。協会員70社のうち、会場での参加が約50~60人いる。会員数に対して、活発な活動ができている」と話した。


白鳥会長


講演会終了後の懇親会では、会員同士での親睦を深めたほか、信州大学建築学科の諏訪田晴彦教授が同協会の顧問に新しく就任することを報告した。


あいさつする諏訪田教授

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