信州建築構造協会1月例会パネルディスカッションのご案内
主催 | 信州建築構造協会 |
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開催日 | 2024/01/19 |
時間 | PM 2:30~PM 5:30 1月例会はパネルディスカッションとし、参加者は会員限定です。オンライン配信は行いません。 |
講演内容 |
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会場 | 松本市 ホテルモンターニュ松本 長野県松本市巾上3-2 TEL:0263-35-6480 |
セミナーレポート
○会員7人によるパネルディスカッション
○信州建築構造協会の1月例会
○能登半島地震に対して義援金50万円
信州建築構造協会は、理事会および1月例会を松本市内で1月19日に開いた。能登半島地震の発生を受け、同会が積み立てている災害支援金50万円を、被災地への義援金として送ることを報告。1月22日に、「石川県令和6年能登半島地震災害義援金」へ振り込んだ。
会の冒頭、白鳥会長は「大変な地震が発生し、建築にかかわるものとして心を痛めるとともに、仕事に対する責任の重さを痛感した。理事会での承認で被災地へ義援金を送ることを決めた」とあいさつ。
白鳥会長が義援金を送ることを報告
例会では、会員7人によるパネルディスカッションを実施。コーディネーターは、鋼構造委員長の西澤恵二さん(北野建設)が務め、パネリストには、田村茂智さん(カラム建築構造事務所)、関田政道さん(関田構造設計事務所)、山﨑高夫さん(巴設計)、渡辺明元さん(エーシーエ設計)、大日方貞夫さん(元・構造システム)、栗林久さん(守谷商会)が登壇した。
テーマは「構造計算実務についてのパネルディスカッション~モデル化とプログラム上の扱い、審査での扱い、施工上の問題点~」。議題となったのは、RC造の靭性の確保、RC造の壁について(剛性評価方法、フレーム内方立壁の扱い、耐震スリットを減らすための工夫など)、RC造の施工を踏まえた設計上の注意点(かぶり厚の設定、定着長が確保できない場合の対応)、S造の横補剛について、S造のコストメリット(経済的なスパン、ラーメン構造とブレース構造)、S造の施工を踏まえた設計上の注意点(外壁との離れ寸法、折板からの直吊り、ノンスカラップ工法への対応)、基礎の保有水平耐力計算(直接基礎と杭基礎)、許容応力度計算(柱状改良の曲げ戻しモーメントや浮上がり)、基礎のコスト(杭頭半固定工法、地盤改良、ラップルコン、杭コストの傾向)。
パネルディスカッション
パネリストによるディスカッションのほか、会場参加した会員からも質問や見解が出され、非常に濃い内容の3時間となった。議論が盛り上がり、予定していたテーマがすべて終わらなかったため、木造などについてのディスカッションは3月例会で行う。