信州建築構造協会9月例会公開講演会のご案内
主催 | 信州建築構造協会 |
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開催日 | 2024/09/20 |
時間 | 第1部 PM2:30~PM4:30(質疑10分) 第2部 PM4:40~PM5:20 |
講演内容 |
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会場 | 松本市 ホテルモンターニュ松本 長野県松本市巾上3-2 TEL:0263-35-6480 |
参加申込 | 一般の方で参加を希望される方は、こちらの申込用紙にご記入の上FAXにてお申込ください。 お問い合わせ信州建築構造協会事務局 |
セミナーレポート
信州建築構造協会が9月例会を開催
RC造建物における構造設計の現状を紹介
信州建築構造協会(白鳥太一会長)は9月20日、松本市内で9月例会を実施した。和泉信之氏(元千葉大学大学院工学研究院教授)による講演と、コーリョー建販(東京都)が商品説明を行った。
和泉氏は、「RC造建築物の保有水平耐力計算の現状」をテーマに登壇し、学会RC保有水平耐力計算規準の概要と要点を説明した。和泉氏は、はじめに、保有耐力計算と規準作成の経緯を紹介。同規準の特徴として、増分解析による計算、梁・柱・壁の部材種別評価、全階同一のDs値による全体崩壊形の保証設計―3つを挙げ、崩壊形と適用ルートなどについて話した。
和泉信之氏
今後の課題には、基礎部材の保有水平耐力を挙げた。和泉氏は、上部構造と杭基礎を別々に構築した「分離モデル」で増分解析を行うことが多いとし、「建物の継続使用や修復性などの目標性能に応じて、基礎・杭についても大地震時の耐震性検証を適切に実施して、必要な耐震性を確保することが求められている」とした。
コーリョー建販の三原技術部長
コーリョー建販の商品説明では、三原竜生技術部長が「RC造基礎梁の貫通孔補強について」をテーマに登壇。梁貫通補強筋ダイヤレンNSを用いた基礎梁端部小開口補強の設計指針を解説し、大開孔基礎梁工法・EXダイヤレン工法の概要や適用範囲を紹介した。
コーリョー建販の商品説明
白鳥会長は、「次回11月の総会で役員改選となるが、現役員でしっかりラストスパートする。最初はコロナで会の活動ができるか心配だったが、今はコロナ以前より多くの人が参加するようになったので、このまま継続していきたい」と述べた。
懇親会