信州建築構造協会1月例会公開講演会のご案内
主催 | 信州建築構造協会 |
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開催日 | 2025/01/17 |
時間 | 第1部 PM2:30~PM3:30 第2部 PM3:40~PM5:30 |
講演内容 |
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会場 | 松本市 ホテルモンターニュ松本 長野県松本市巾上3-2 TEL:0263-35-6480 |
セミナーレポート
あいさつする大日方会長
「軍艦島」構造物の補修などを紹介
信州建築構造協会1月例会
信州建築構造協会(大日方貞夫会長)は1月17日、ホテルモンターニュ松本で2025年1月例会を開催した。東京理科大学工学部の今本啓一教授による講演と、未来建築研究所(東京都)による商品説明が行われた。
今本教授は「端島(軍艦島)構造物群の現状と保存に向けた取り組み」をテーマに登壇。軍艦島の建築物保存、劣化度評価、補修工法などについて説明した。

今本教授
補修工法では、島の実構造物の部材を想定した試験体を用意し、22社34工法による屋外暴露試験の実施内容を紹介。表面含浸材の効果的な使用や、電気防食工法などの補修工法の実験結果を共有し、水分の浸透抑制が重要だとした。

今本教授の講演
未来建築研究所は、ウェアラブルカメラを活用した「AR遠隔支援グラス」と、環境に配慮した水性無機塗料「タフマックスNeo」を説明した。

未来建築研究所の商品説明
同社企画開発部の土田奈緒子課長と、浦圭佑係長が登壇。AR遠隔支援グラスのデモンストレーションを行いながら、業界最軽量で、透過型モニターにオートフォーカス機能を備えている点を特徴に挙げた。

AR遠隔支援グラスを浦係長が紹介
大日方会長は、阪神淡路大震災から30年を迎えることに触れ「30年たっても構造の世界ではまだまだやらないといけないことがある。皆さんには、日本の建築構造のためにご指導いただきたい。そして信州建築構造協会を魅力ある会にして、会員を増やしてけるよう努力していく」とあいさつした。
例会後の懇親会では、今本教授の音頭で乾杯。委員会ごとにテーブルを分かれ、活動内容を話し合いながら親睦を深めた。

懇親会